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実用化研究「ゲルマラジオの高性能化」3題

radio1banyyさんのお便りの続編です(kazu)

東京のyyさんからのお便り

今回は、ものごころならぬ「ラジオ心」ついたころからつきあってもらっている「ゲルマラジオ」について2、3の実験結果を報告します。

ゲルマラジオは、「アンテナとアースがすべて」~第1題

ゲルマラジオをつくるたび「アンテナとアースがすべて」といっても過言ではないことを実感しますが、この回路は、その力を引き出し、感度、分離ともに優れた回路の一つです。
L1とVC1でアンテナ回路の同調を行い、L2とVC2は混信局の分離を行います。 Tは、
使い切りカメラの昇圧トランスの2次側を活用しました。
C2とM(ラジケータ)はなくともよいのですが、電界強度の強いところでは、同調指示になります。【更新】

音質調整型ゲルマラジオ~第2題

負荷によなるトランスによって音質が変わることが分かったので、
ST-21を音質調整に利用してみました。

無電源式の1石ラジオ~第3題

第1題にあるC2に1V弱の直流が出ていたので、これを利用して「無電源式の1石ラジオ」にしたものです。 Tは手持ちがなかったので、
ヒータートランスを転用しています。 ガンガンとはいきませんが、ベッドラジオとして、ミニコンポの
スピーカーをちょうど良い大きさで鳴らしてくれています。 (東京yy)

実験終了後...

正直言って、3題ともハッと驚くものばかりでした。 特に、コンデンサに1V近くの電圧が取れるなんて、空中にそんな強力な電力が飛び回ってるなんて、ちょっと恐い(^^;;; 当地は、和歌山県の山間部で、関西の一通りの放送局は受信できますが、ゲルマラジオではちょっとキツいです。高1ストレートラジオ(2石)でやっと、大阪のJOBKが受信できる程度です。強電界地域のみなさん、ぜひ実験してみてください。 (kazu)
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