風邪をひいて休んだ翌日、出社してみると何となくパソコンの挙動がおかしい…。
ファイルの関連付けが綺麗にふっとんでるし、いきなり固まったりする。
仕方なく必要なファイルの関連付けをしなおして開ける様になったので一日何とかやり過ごす。
翌日も何だか調子が悪く、シャットダウンの途中でハングしてしまった。
これは何か起きてるなと直感、チェックディスクをしてみると…。
出たなぁ!不良セクタ…。何でこんな時に湧いて出るかなぁ。
恐...Badsector 症状悪化—>ハードディスク・クラッシュ。トホホ
しかも二つに分割してるパーティーション両方に。
オプションスイッチの修復モード( chkdsk c: /f /r )を試してみたけど、やっぱり回復しない…。
これはHDDの寿命だなぁ、読めるうちに退避しないとまずいなぁ。
#参考:chkdsk のオプション一覧( 以下Windowsのhelpの引用です )
CHKDSK [ボリューム[[パス]ファイル名]]] [/F] [/V] [/R] [/X] [/I] [/C] [/L[:サイズ]]
ボリューム ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウントポイント、ボリューム名を指定します。
ファイル名 FAT/FAT32 のみ: 断片化をチェックするファイルを指定します。
/F ディスクのエラーを修復します。
/V FAT/FAT32: ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示します。
NTFS: クリーン アップ メッセージがあればそれも表示します。
/R 不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復します。(/F を意味します)
/L:サイズ NTFS のみ:ログ ファイル サイズを指定された KB 数に変更します。
サイズが指定されていないときは、現在のサイズを表示します。
/X 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウントを解除します。
ボリュームへ開かれているすべてのハンドルは、無効になります。
/I NTFS のみ: インデックス エントリのチェックを抑制して実施します。
/C NTFS のみ; フォルダ構造内の周期的なチェックをスキップします。
/I または /C スイッチは、ボリュームのあるチェックをスキップして、Chkdsk の実行時間を短くします。
熱は大敵なので筐体から引き出して、風通し良くしてあげていたのに…。
筐体に内蔵させると50℃近くまで温度が上がりますが、こうするとかなり温度が下がります。
ハードディスクのクローン化移植実験(HDD複写)
ぶつぶつ言っていてもどうにもならないんで、後輩の所に行ってHDDを強奪して来ました。
使ってるOSがWindows2000なので137GB以上のドライブはちょっと恐いので、仕方なく120GBで我慢します。
Windows上でフォーマットして不良セクタが無いことを確認中です。
OS再インストールはやりたくないので( 横着モノです )パーティーションマジックを使って複写中…
不良セクタに引っ掛からないで完了して欲しいなぁ。
待つこと暫し…
”多数のエラーを検出したため、処理を中止しました”だって。
さぁ、どうしよう。
操作性があまり良くないので、使用頻度の低い”Ghost”さんに登場
願いました、これでうまく行って欲しい…。
Ghostさんのおかげで、HDDの複写が完了しました。
元のPCに新しいHDDを接続すると、何の問題もなく起動しました。
恒例の波形観測~SPM(スピンドルモータ)の電流–>HDDの回転を確認
HDDが二年で逝ってしまった理由を考察すると。
・運が悪かった(←はい、ごもっともでございます)。
・寿命を短くする加速要因が存在する。
温度に関してはファンで強制空冷していたし、常に30度台前半だったので問題ないかな。
・私のPCが内蔵しているIDEインターフェースはDMA-66が上限で(今時i810eですよ)
DMA-100を使用する為にPromiseのATA-100のカードをadd-onで使用しています。
このカードを経由してHDDを使用すると、PCのBIOS及びWindowsの電源管理が全て効
かなくなっている様に見えます。
・交換したHDDが本当に回転しているのか、簡単に確認したいなぁ。
そうだ、SPM(スピンドルモーター)の電流を見ればわかるじゃん。
・3.5インチHDDのSPMは一般に12Vで駆動されるので、FETプローブの入力範囲を
超えてしまう可能性があります(私のP6450は15VがMaximum)ので抵抗で二分割して
波形を観察しみました。
↓こーんな風に改造して、プロービングします。
#改造は自己責任でお願いしますね#
お、見えた見えた、こんなパルスの連続かぁ。
更に拡大すると…。
PWM制御で回転数を制御している様子がわかりますね、赤丸で囲った中は加速制御中です。
・ほら、パルス幅が徐々に広くなっているでしょ。
実験完了後...
HDDクラッシュをきっかけに、SPMのモニタ装置を作る事を思いつきました。
SPM回転中はLEDを点灯させて、停止中は消灯する簡単な機能ですが、アクセスランプ以外で動作のステータスを表示させるのって、ちょっと面白そうって思っています。
長くなってしまったので、続きは次回…。
(ken)