九月の連休中、天気に誘われてバイクでちょっと散歩に出かけて来ました。
場所は埼玉県菖蒲町。
東北自動車道の久喜ICから程近いところにNHKの送信所があります。
594kHzの JOAK はここから送信されて来ます。
JOAK NHK東京第一放送(菖蒲久喜ラジオ送信所)
農道を走っていると見えてくる送信塔。
近くまで寄ってみると、メインの送信塔の他にHF帯やUHFのアンテナ群も併設されています。
#こうゆう風景を撮影するとデジカメのボロさがわかりますね。空の青色が真ん中で少し抜けてるし、右側の送信塔が傾いて写ってます(苦笑)。
私の愛車、もうじき十万キロになります、でもまだ乗ります。
この建物の中に自家発電装置と送信機が格納されているようです。
送信回路は真空管から固体送信機にとって変わったそうです。複数の半導体送信機の出力を電力合成機で合成して300KWを得ているそうです。
BSのUpLinkアンテナも併設されていました。
短波帯と思われるアンテナ。
RadioJapan(短波帯NHK国際放送)の送信所は別にあるそうなので短波の送信ではなさそう…。
あちこちに監視カメラが設置されていて、この後警備のオヂサンに”何やってるんですか?”と職質されてしまいました(苦笑)。
やっぱり送信所の写真撮るなんて変わり者なのでしょうかね。
私的にはここから発射された電波が、ほぼ日本全国で受信できるって、凄い事だと思うんですが…。
長野県内では伝播状況の良くない昼間でも受信出来ます。
今回出掛けた本当の目的は、トラ技やCQ誌に広告を出している”セイコーエレクトロ産業”さんの
店舗でした。
雑誌やWebサイトのジャンクな怪しい雰囲気に惹かれて、戸田市なら遠くないし行ってみようかと思った訳です(プリント基板をみると製造後20年以上は経過してるだろ!ってモノ売ってるんですから…)。
住所を頼りに辿り着いたそこは…さながら電子部品のゴ●屋敷!。 (^^;
サッシのガラス越しに見えるのは棚からあふれ出た部品やジャンク基板たち。
通路にも新聞紙に包まれたスピーカーと思われる物体が置かれていて、とても恐くて入れませんでした(いや、あの、ジャンクな世界に浸かってしまい抜け出せなくなる危険があったので…)。 (^^;;;
ま、店舗も見た事だしうどんでも喰って帰ろうと菖蒲町に向かったのでした。
菖蒲町にはJA(かつての農協)が”農協食堂”と言うモノを経営してまして、打ち立てのうどんと蕎麦を食べる事が出来ます。値段も手頃で大盛りにして500円硬貨でおつりが来ます。
それも”これでもかっ”って位の量があります。
国道から農道に入って農協食堂に向かう途中に、NHKの送信所があります。
通るたびに写真に撮ってやろうって思っていたのですが、今回やっと実現しました。
(ken)
NHK東京第一放送(JOAK)の情報
1925年(大正14年、関東大震災から2年後、)年3月22日午前9時30分~日本で初のラジオ放送開始
「JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります」
このときは東京芝浦の、東京放送局仮放送所から送信された。
現在の送信所は、埼玉県南埼玉郡菖蒲町 36.04N 139.38E
局名: NHK東京第一放送
コールサイン: JOAK
周波数: 594KHz
空中線電力: 300KW
放送範囲: 関東広域圏