安価で自作できる。ラジオ入門にバッチリ!
radio1ban 技術部(知的電子実験スタッフ)が、
ラジオをこよなく愛すマニアに送る...
~はじめに~
ラジオいじりの何が楽しみって、やっぱり”調整”ですよね。
真空管ラジオもトランジスタラジオも、スーパーヘテロダインラジオは、調整ひとつで性能が決まります。
IFTの調整をするには 455kHz、MWラジオのトラッキング調整には 600kHz と 1400kHz の信号が必要です。それに、1kHzあたりの「ピ~」という変調された信号が欲しいところです。
SSGやオシレータは市販されてるけど高価だし、オークションで落札しても動作するか不安で手が出せない...
というラジオマニアの方に絶対おすすめのテストオシレータを作りました。
ラジオのテストオシレータの主な機能
名称:
ラジオのIF調整及びトラッキング調整用発振器(周波数固定式)
発振周波数:
正弦波で下記の周波数
455kHz (IF調整用)
600kHz及び1500kHz (MW帯ラジオのトラッキング調整用)
4MHz及び12MHz (SW帯ラジオのトラッキング調整用)
※出力の信号レベル可変式
変調:
888HzのAM変調 ※変調度は可変式
電源:
電圧 DC4.5V~5.5V 消費電流 約17mA
特長:
組み立て後のオシレータ自体の調整が簡単(数カ所の電圧調整のみ)。
プログラマブル水晶発振器仕様のため発振周波数の精度が高く、安定。 信号レベル、変調度を可変できる。
消費電流が少ない。
汎用部品を使用しているので材料費が安価で済む。
目次~8回シリーズ~
- はじめに(オーバービュー)※このページ
- 第1回 1kHz発振回路編
- 第2回 455kHz発振回路編
- 第3回 1kHz発振回路追試と変調回路も出来ちゃった編
- 第4回 やっぱり気に入らない…編
- 第5回 トラッキング調整用回路編
- 第6回 トラッキング信号の正弦波を作る
- 第7回 トラッキング調整用回路結構悶絶編
- 第8回 技術の進歩は凄げぇ、ゾ!編
(ken)