★無線・ラジオの修理調整情報が満載
TOP >知的電子実験 >欲張り回路~1本の電池でSPとLED点灯~モールス練習器の製作

探し物~知的電子実験

欲張り回路~1本の電池でSPとLED点灯~モールス練習器の製作

yyさんのお便りの続々編です(kazu)

東京のyyさんからのお便り~続々レポートです。 <(_ _)>

今回はちょっと面白い回路で、モールス練習器を作ってみましたのでレポートします。

乾電池1本で、スピーカーを鳴らしてLEDも音にあわせて点灯~でも回路はカンタン~

トランジスタ2石の発振回路で音を作るとともに、スピーカーのボイスコイルを、昇圧用のRFC代わりにしてしまって、LEDを点灯しています。

LEDはけっこう明るく点滅しますが、電鍵がOFFの状態(音が出ていない状態)でも、うっすら点灯しています。リーク電流が原因で可聴域外周波数で発振しているのかも知れません。

回路を工夫していきます。

元ネタは、奈良の「ゆきお」さんのHP、「楽しい電子工作」「電池一本で点灯するLED」です。試作してみるとLEDがちゃんと点灯します。(図1)

1.5VでLEDを光らせる回路では、コンデンサに充電して間歇的に光らせる回路をよく見かけますが、この回路は、点滅ではなく連続点灯なので、ちょっと感動しました。

ゆきおさんの回路を、図2のように変形させると、1.5Vでスピーカーを鳴らず回路としてよく知られる図3とそっくりです。

もしや...  完成した回路図

もしや、とRFCの代わりに、8Ωのスピーカーをつなぐと、かなり周波数は高いですが、ちゃんと音が出て、LEDは音にあわせて点灯します。CRの定数を少し変えて、図4のようなモールス練習器ができました。トランジスタは、入手が容易な2SC1815と2SA1015でOKです。

(東京yy)

追加実験 2012年4月 kazu

数年ぶりの更新です。

モールス練習器(図4)について質問をいただいたので、再現してみました。下図の図4-Aは書き直しただけで、図4と同じです。

2石でスピーカが鳴るモールス練習機

どうせやるなら、以前から気に入っているランド方式の配線をやって見ました。パターンの無いプリント基板に、リードのまま半田付けする配線方法です。要するにベタ配線です。

手作りトランシーバ入門―ランド方式で作る (HAM TECHNICAL SERIES)

2石でスピーカの鳴るモールス練習機
試作1号~細かく切った基板を接着剤で貼り付けで”踏み台のための島”を作って配線して行きます。

電鍵モドキ
エレキーしか持ってないので、即席で縦振れ電鍵(モドキ)を作りました。

で、結果は...鳴るには鳴りましたが虫の鳴き声並でした。LEDはキーインと同時に点灯します。しますが、1.5Vではダメで、電圧を上げていって、2.5Vくらいから光り出します。これでは音量調整の必要が無いように思いますが...質問をいただいた方はトーン変更もできたと言われていましたが、この回路だったら、相当練らないと思い通りに動かないかも。

モールス練習機の波形
スピーカ端子の波形を見てみました。yyさんが言ってた通り、高い周波数で発振しています。正確ではないですが約3.3kHz付近です。電圧は2.2Vp-pくらいでした。

音量調整ができないか?という質問でしたが、この回路で音量調整は難しいです。トランジスタは増幅というより発振するだけで精一杯のようです。電力が非常に小さいです。スピーカ自身がトランジスタ負荷の役目を果たしているので、ここにボリュームを入れてもうまくいかないと思います。発振を弱めたら発振しなくなると思います。

続いて、ユニバーサル基板で試作2号を作る予定です。このような試作にはブレッドボードが最適なようです。

kazu